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4畳半の空間
おうちブログ · 2024/05/13
皆様、こんにちは。今回は、茶道に関するお話をさせていただきます。 茶室は、簡素な庵(いおり)を意識して作られたもので、茅葺きや板葺きの屋根、茶室に向かう露地の飛び石や、湧き水をイメージした蹲踞(つくばい)がある主に正方形の部屋の事を言います。 ※蹲踞=背の低い手水鉢のこと 広さは方丈、つまり1丈(10尺=約3m)四方なので、畳を敷くと、4畳半の正方形ですね。 4畳半というと、人と人の距離が密になり、無駄な物を置くスペースが確保できません。 しかし、お茶を点てて客人に振る舞う点前に集中できる極小空間である事こそが、千利休が目指した侘び寂び、侘茶(わびちゃ)だそうです。